合唱を通して国際交流を図ろうと、都内の二つの児童合唱団と韓国の児童合唱団が7月、国分寺市と荒川区で2度のジョイントコンサートを開く。合唱指揮者の郡司博さん(58)がサッカーワールドカップの日韓共同開催記念コンサートをソウルで開いた際に、韓国の合唱指導者と知り合ったのがきっかけ。郡司さんは「両国の子どもたちが言葉の壁を越えて、心を一つにして歌うコンサートを楽しんでほしい」と話している。
出演するのは、立川市を拠点とする「オーケストラとうたうこども合唱団」と、荒川区を拠点とする「東京荒川少年少女合唱隊」の2団体と、「韓国アカデミー児童合唱団」(ソウル)。
NPO法人「おんがくの共同作業場」(立川市)の代表理事で、国内外の演奏会で活躍している郡司さん(小平市在住)が昨年5月5日、ソウルでコンサートを開いた際に、アカデミー児童合唱団の常任指揮者で、韓国児童合唱連盟会長でもあるチュ・ン・ウンさんが提案したという。
演奏曲目は、日本側が「ふるさと」など。韓国側は「世界はこどもの広場」「浜辺の歌」など。三つの合唱団がいっしょに歌うことも計画している。
国分寺市でのコンサートは7月24日、国分寺市泉町3丁目の「いずみホール」で午後6時45分から。問い合わせは、主催の「オーケストラとうたうこども合唱団」(042-522-3943)。
荒川区内でのコンサートは、同区荒川1丁目の「サンパール荒川」で7月21日午後2時から。問い合わせは、主催の東京荒川少年少女合唱隊(03-3819-0847)まで。
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