8月13日(金)
今日はレクイエムの本番の日。
午前中はザルツブルグ郊外の「ヘルブルン宮殿」へ。水の仕掛けが評判の庭園で、「びし
ょぬれになるよ」などと色々脅かされていたけれど、話に聞いていたよりも盛り上がらな
かった。ちょうど雨が降りそうな天気だったので持ち合わせの傘をさしてしまう人もいま
した。
午後は新市街を散策(三位一体教会→モーツァルトの家→ホテル横のレストランで遅め
の昼食→ザンクト・セバスチャン教会)してからホテルで小休憩後、本番に向けて旧市街
へ。集合時間より早めに着いたので付近を散策していたら、噂に聞いていた、ドーム前の
広場Domplatz 中央のマリア像に冠を載せようとする、ドームに装飾された3人の天使達の
姿を見ることができました。その様に見える場所は1ヶ所だけ。その場所を見つけてマリ
ア像を見上げた時は感動ものでした。
そして発声練習後ドームへ移動。今回のドームコンサートでは、合唱団でのザルツブル
グ公演ではじめて、祭壇の上にあがっての演奏です。ティンパニ奏者が祭壇に上がるとき
に、正面に向かって十字架をきっていた姿が印象的でした。会場は満席で立ち見がでるほ
どの入り。ドーム一杯に柔らかく包み込まれるように音楽が響いていました。今まで感じ
たことのない不思議な感覚でした。
本番終了後に居酒屋シュティーグルケラーで行われた打ち上げでは、一通りの歓談後、
ツィフィラ先生始め各ソリスト・郡司先生からのお言葉や、今回はじめて海外公演に同行
された郡司先生の奥様の紹介がありました。
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